2010年5月4日火曜日

出発

@4/27 航空券の予約をしたのが4/21で、それから一週間以内に旅行に出発することになる。ホテルも全部ネットで予約した。シェムリアップが一泊$51、ホーチミンが三泊で$329である。海外のサイトでクレジットカードの番号を入力するのはちょっと勇気がいるが、予約サイト経由で予約するより直接ホテルのサイトで予約する方がいくぶん安い。海外旅行に行くのと国内の旅行に行くのにかかる手間はほとんど変わらないのがすばらしい。

飛行機が10:30に出発するから、6:41のエアポート成田で成田空港に向かうことにした。7時間ぐらいのフライトのために2時間かけて空港まで行くのはいかにもアホらしい。同乗の甘利は速攻で寝てしまった。24時間離着陸できるわけでもないのにクソ遠いところにつくるぐらいなら、全部羽田に集約するとかしてほしいと思いつつ、ずっとつまらん景色をながめた。

成田空港に着いたのは8:40ぐらいで、牟田もほぼ同時に着いたらしい。牟田は円をドルに両替していた。カンボジアはほとんど自国通貨が流通しておらず、ほとんどの場所でUS$が通用するらしい。自分が前日に両替したときのレートよりは若干円安だったので、ちょっと得した気分にはなった。

ホーチミン行きの飛行機は、つつがなく定刻に離陸した。ここから約6時間のフライトでホーチミンに着き、そこから1時間弱のフライトでシェムリアップに着く。中途半端な時間だが、機内食はそこそこ豪華なのが出た。UAのと違って、ごはんもほどよいかたさでなかなかおいしい。ただ、ごはんとパンが両方ついてくるのは良く分からなかった。

ホーチミンの空港(名前わすれた)には、定刻より少し遅れて着いた。bagagge lostしないか少々心配だったが、まあその程度のことはしかたない。次に乗る飛行機はタラップで乗る形式なので、一旦外に出た。地球の歩き方によると、ホーチミンの気温はほとんど年がら年じゅう25℃以上らしい。湿度、気温ともに不快度マックスである。飛行機に乗り込むと、すぐに機内食のマズそうなサンドイッチと水がセットになった箱が配られ、それは食べ終わらないうちに即回収された。日本人には、国をまたぐフライトでこんなに時間が短いのには違和感がある。

シェムリアップに着陸すると、なんか寺みたいな建物が間近に見える。これが空港らしい。特に指示もなく、そっちに向かえということらしい。建物にはいると、とりあえずVISAの申請をする列に並んだ。が、しかし、突然韓国人のジジイ&ババアの軍団が列を無視して窓口に割り込んできた。列は完全無視。韓国には列に並ぶという習慣がないのであろうか。僕の後ろのアメリカ人のおばちゃんは"They jumped the queue!"と何度も言っていたが、役人のおっさんは何の反応もなく、ジジイ&ババアのパスポートと申請にかかる$20を受けとっていた。仕方がないあので、そのジジイ&ババアに割り込んでパスポートと、写真と、申請用紙と、$20を渡した。窓口の横には何人もまた役人が並んでいたので、この人たちはなにをやっているのだろうと、不思議に思っていたが、窓口の役人は受けとったパスポート一式を右の役人に渡し、その役人も書類の何かを確認してまた隣の役人に渡していた。どうやら、申請した書類を一行一行チェックしているらしい。なんたるお役所仕事。そのプロセスを経て受けとったパスポートにはVISAが貼りつけられていたが、surnameの欄には"HANADA"と書かれていた。

超絶適当な入国審査を通過して外に出ると、外にはタクシー売り場があったので、とりあえず$7はらってタクシーチケットを買った。その直後に、なぜか僕の名前が書かれた紙を持ったおっさんを発見。あれ、ホテル推薦のツアーは未だ頼んでいなかったはずだが。おっさんの謎英語と僕の謎英語でコミュニケーションした結果、とりあえずどっかおかしな所に連れていこうとしているわけでないことは分かったので、車に乗りこむことにした。

道の回りには、結構新しいホテルが建っていた。道を走っているのはバイクが多い。交差点も適当につっこんだやつが勝ちという方式らしい。車はそこそこ舗装されているにもかかわらず、30~40km/hぐらいの速度で進んでいく。これぐらいの速度なら、お互いぶつかっても即死することはないのだろう。20分ぐらいで、Royal Crown Hotelに到着した。

到着すると、ドライバーのおっさんと交渉することになった。4/28は、カンボジア観光局のサイトを見たところによるとBuddhaの生誕した日らしく、2000人以上の坊主がアンコールワットとアンコールトムにやってくるらしい。とりあえず、そことベンメリアを見れればカンボジアに来た目的は果たせたことにはなるので、それをツアーのプランに入れてもらい、おっさんと明日の朝5時に出発する約束をして別れた。

予約した部屋はツインだったので、3人目のベッドが追加されていた。まあそこそこ広いので、別に困ることはなにもない。外はどこに行っていいか分からなかったので、ホテルのレストランで晩ごはんを食べることにした。僕と牟田が頼んだ麺類は、明らかにインスタント麺を調理した激しいものだったが、まあまあおいしかった。しかしこれで$3は少々高い。甘利がボーイに聞いて注文したLuk Lak(?)という料理はかなり美味しかった。インスタント麺では腹がふくれないので、牟田と共同でカレーを追加で注文した。ホテルはワイヤレスLANが使えるので、全員でメシを食べながら、iPod touchを弄っていた。周りからすればずいぶん奇妙な集団に見えただろう。メシを食った後、つかれもたまっていたので、シャワーを順番に浴びてすぐに寝た。