2010年9月23日木曜日

オライリー本をKindleで読む

現在出版されているオライリーの原書は、結構な割合でiPhoneアプリとして提供されている。
iPhoneで中のコードまで読むにはちとつらいのだが、実をいうと下記の方法でKindleに変換して読むことができる。

まず、下記のPerlスクリプトをもってくる。これを使えば、iPhoneアプリをepub形式に変換できる。
小飼弾のブログ

epubに変換したら、calibreを使って本を管理できる。calibreで、epub->mobi変換が可能。
calibre

あとは、できたファイルをKindleに転送するだけ。らくちんらくちん。
言語リファレンス以外にも面白そうな本がたくさん出てる。iPhoneアプリ変換したらどれでも一冊600円じゃ~

言語設計者たちが考えること
アプレンティスシップ パターン

2010年9月12日日曜日

Kindle vs iPad

iPadを買ったにもかかわらず、Kindleも発売前に予約して買った。反省はしていない。

せっかく買ったし、なかなか良い製品なのでその素晴らしさを宣伝しておきたい。ちなみに、私が買ったのは、Wi-Fiしかついてない安いほうのバージョンだ。3Gはどこでも無料で使い放題なので、+$50であれば十分「買い」であるとは思う。ただ、どっちかというとKindleは資料にどっからでもアクセスするというよりは、ためといてまとめて読むという用途に向いているツールなので、常時アクセスできるiPhoneとかを持っていたら3Gはいらない機能だろう。

Kindleを持つ利点は以下のような感じである。

1.ファイルをon-lineで転送できる。
Kindleには各々アドレス ****@Kindle.comが付与されていて、そのメールアドレスに自分の読みたいファイルを添付して送れば、Wi-Fi経由で転送することができる。3G専用だった時代はこの機能は有料だったようだが、W-Fiになってからは無料である。
InstpaperというなかなかいけてるWebサービスがあって、そのブックマークレットをクリックするだけで、Webサイトを電子ブック形式に変換してダウンロードできる。それをメールに添付して送れば、まとめて読みたいコンテンツをkindleの画面で読むことができる。これはなかなか便利。

2.自分でkindle用のファイルを作成できる。
"kindlegen"というバイナリをamazonが配布していて、htmlファイル(他のファイル形式)を引数にして実行するだけで、電子ブック形式のファイルに変換してくれる。

3.Oxford辞書がついている。
英英辞書が標準でついていて、文章中のわからない英単語をいつでも検索できる。この機能は、自分で変換したファイルであっても同様につかえる。

4.軽い
京極夏彦の本よりはだいぶ軽い。実質文庫本と同様、カバンに入れて運ぶことに全くストレスを感じない。

5.電池が長持ち
正確に測ってるわけではないが、通常の使い方だとバッテリは一週間ぐらい持つ。

6.自分の読みたいウェブページをダウンロードしてまとめて読める。
さっき似たようなことを上で書いたが、スクリプトとkindlegenを組み合わせれば、まとめて読みたいコンテンツを一気にスクレイピングして電子ブックに変換できる。ポールグレアムのエッセイをダウンロードしてまとめて読みたかったので、ちょこっとRubyスクリプトを書いてみたら、あっさりできた。kindlegenを使えば、電子ブックのフォーマットをアレコレ考えなくてもOKなので素晴らしい。(そのやっつけ仕事のスクリプトは別のブログに掲載)

以上のような感じ。
電子メール添付でファイルを送れるので、メーリングリストみたいなものをつくるだけで、定期的なコンテンツ配信が可能になる。かなり面白い機能なので、何か新しいサービスをつくります。今回は簡単そう〜。